メガレビアス エロンガトゥス "Jeppener"

Megalebias elongatus "Jeppener"


Megalebias elongatus Jeppener
Megalebias elongatus Jeppener
Megalebias elongatus Jeppener
Megalebias elongatus Jeppener egg

 アルゼンチンに生息する年魚のメガレビアスの仲間です。エロンゲータス、エロンガトゥスと呼ばれます。この仲間の中では大きくなる種で、15cmを越えるほどにまで大きく成長します。フルサイズ(22cm)で有れば60cm水槽以上でなければ狭くなってしまうでしょう。孵化後の稚魚から5cm程度であればL水槽でも飼育可能だと思います。どちらにしても急速に成長して10cmを越えてしまいますので初めから水槽を用意しておかないと難しいと思います。とてもメダカとは思えない容姿で、深海魚のような印象が有ります。上の画像は♀で残念ながら♂の画像を撮ることが出来ませんでした。
 卵はとても大きく2mm近くも有り、採卵後3~4ヶ月ほどで孵化します。孵化後の稚魚も1cm近く、初めからブラインも大量に食べます。すぐに冷凍アカムシが必要になり、5cm近くなるとブラインを余り食べなくなり、小魚や活アカムシなどを入れると貪欲に食べるようになります。泳ぎはあまり得意ではないようで、小魚でも泳ぎが速いと上手く捕まえることができません。追い掛け回して弱ったところを狙うことが有ります。また稚魚同士でも大きくなった一匹が他の小さい稚魚を食べてしまいます。稚魚が複数居る場合には共食いしないように小分けした方が良いでしょう。通常のメダカのような孵化後の管理方法では、気が付いたら一匹しか残っていなかったなどと言うことにもなります。メガレビアスやアウストロレビアス系の大きくなる種は共食いと、産卵した後でピートに潜って卵を食べる種類がいるようです。どちらかと言うとプランクトン食ではなく肉食(魚食)と考えた方が良いでしょう。現地ではベロッティやニグリピンニス、アドロフィなどの小さい個体が餌となっているようです。
 飼育はオーストレビアス同様の環境で低めの水温15~20℃程度が良いようですが、やはり大きいだけに水槽も60cmが良いでしょう。40cmでも飼育は可能ですが若い個体までで、10cm以上ともなると餌の量も多く、水が汚れるのが早いので大きい水槽が無難だと思います。夏場の高温では厳しいようで、維持を考えるなら採卵するタイミングを合わせて夏を越さないと厳しいです。メガレビアスやアウストロレビアスの難しい種類では、夏を越す方法も考えながら飼育していかないと続かない可能性が有ります。またM.チェラドフィルスやAu.バズフレイライと同様に雌にコショウ病が出る場合が有るようです。コショウの場合には塩やマラカイトグリーンを使用しますが、方法を間違えると魚にダメージが出てしまうかもしれません。普段から少量の塩を入れて予防をしたり、水換えをマメにして清浄な環境が良いでしょう。なお、水換えも慎重に行わないとスライダーになることが有ります。シンプソニクテュスやアウストロレビアス等でも同じように、一気に水を換えたとたんにスライダーとなって底を這うことになる場合が有ります。水換えするときに吸い出す時は良いですが、新たな水を足すときはゆっくりと足して行った方が良いでしょう。それでも運が悪くスライダーなる場合が有ります。スライダーになった場合には、採卵の容器の高さを低くしたりして産卵がなんとかできるような工夫を取りましょう。ただ希望は薄く、ほとんど産卵しなくなると思います。もし卵が残っていれば次世代に期待した方が良いと思います。また卵も消えやすい傾向が有り、儀式したとしても孵化が上手くできず、また再処理しても消えてしまうことが有ります。とても難しいメダカなので、それなりの設備や経験がないと維持はとても難しいように思います。

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