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一番上の写真はまだ2cmちょっとの若い個体です。まだこのサイズでは雌雄が判りづらいです。尾の柄によって判断できますが4cmほどにならないと判りにくい個体も居ます。写真の個体が雄だと思いますが、もう少し成長すると雄ならフチの色が変わって赤くなります。さらに成長すると雄は尾びれの先端が白くなっていきますので、成長するにしたがってはっきりと判ってくることでしょう。だいたい4センチを超えるようになると雌雄が判るようになってきます。アナバンの難しさは若いペアが取れるほど楽になり、年老いた個体で入手した場合は増やすチャンスも減ると言うことです。早めに雌雄が判れば良いですが、全般的に大きくならないと判別しにくい種類が多いです。 良く似ているチャンノイデスとの差ですが、体型がやや細くなっているのがアルビマルギナータです。チャンノイデスは頭・顔が大きいように思います。雄同士で比較すると、尾びれのフチ全体が白くなっているのがアルビで、フチが半分だけ白いのがチャンイデスです。他の違いとして、体色の黒色が多いのがアルビのようですが、稚魚の状態では雌雄すら判らないので見比べることが難しいと思います。成魚になっていれば雄の尾ビレで確実に判ります。 現地のことや地理のことはさっぱり判りませんが、このアルビとチャンノイデスの関係や採取地のことを調べて行くのも面白いと思います。単に飼育するだけでなく、どういった所に生息しているか等を考えるのも楽しいことです。いずれにしても貴重な種となっています。アルビとチャンノの飼育ではチャンノの方が難しい(弱い)印象が有ります。アルビを上手く維持している方では稚魚の数が100匹などと数多くを得られますが、チャンノの方が稚魚の残る数が少ないように思います。しかし地方によってはこの現象が逆転したりしてチャンノの方が上手く飼育できると言う方も居ます。水質によるものなのかどうかは判りませんが、環境や入手したペアによっても違いが出てくるのではないでしょうか。こちらの場合では病気にも掛かり易いのがチャンノイデスで、尾が細く白く腐っていく伝染病が有ります。アルビにも掛かると言われますがこちらではなったことが有りません。この病気に関しては水の汚れに注意すれば問題無いと思いますが、何かの拍子に発病をし、短期間で全滅まで行くケースが有ります。発見次第投薬や隔離等の手を打ちましょう。 産卵当初の若い時期では吐き出す稚魚の数が5~10匹などと少数で、これは雌の抱卵する数によるのではと思います。大きく成長したペアでは産卵数も多くなり、一度に30匹近く吐き出される場合が有ります。しかし血が濃くなった世代では稚魚の数が減っていくと言われますが、どこまでの世代で出るかははっきりと判りません。若い個体と老いた個体でも数が違います。血の濃さを心配される方も居ますが、もともとアルビマルギナータ・マリナウ産が始めに入荷した時点で少数しかおらず、今日ではその子孫が数多く出回っている状況なので、単に飼育を楽しむのであればそれほど奇形などの心配もしなくて良いと思います。たしかに長年維持をしている方によると稚魚の数や体色に違いが出てくることは確かなので、別の系統を維持している方から新しい血を分けて頂くのも良い案だと思います。 産卵から吐き出しの一連の過程を見ていると、産卵当初は雄のアゴがパンパンになるほど咥えていますが、数日で少しアゴが細くなります。生み出し始めの卵の大きさが大きい為と思われ、口の中で孵化することによってアゴが細くなるようです。咥えた当初の卵を見るとかなり大きいです。咥えてから3日を越すと吐き出しまで行くことが多いですが、3日以内に食卵する場合が有ります。これは受精が上手くいかなかった場合や、雄がなんらかの違和感を感じて食べてしまうようです。若い雄に多いようですが、個体によっても食べる個体と食べない個体が居るようです。何度も食べられる場合には、産卵を確認したら雌を取り出して雄のみで飼育するのも良いようです。二週間もすると吐き出しますが、間近になれば稚魚が成長していくのでアゴも大きくなります。二週間を目安にしていますが、また個体によっては二週間以上経っても吐き出さない場合が有ります。あまり長引くと雄親が心配になるほど痩せてしまうので、人工的に吐き出さすのが良いでしょう。個体によっては二週間以上経つと食べてしまう場合も有ります。あと食べてしまう場合には、雌を取り出さずに一緒にしている場合に多く見られます。二週間近くなったら雌を取り出すか、雄を取り出してプラケで吐くまで待つのが良いでしょう。個体によっては雌と同居中でも吐き出す場合が有りますが、雌に稚魚が食べられてしまうために残らない場合が多く有ります。雄を取り出す場合にはプラケに飼育水とスプライトなどの水草を多めに入れておけば、大抵数日で吐き出すと思います。稀に吐き出さないことが有りますが、そのときには人工的に吐き出させるのも考えないといけないかもしれません。強制で吐き出す場合には両アゴを軽くつまんでいくと口を開けます。口を開けたらプラケの水中でゆすると稚魚が出てきます。ただアルビ自体小さなベタですので、力加減に注意しましょう。知人でプチっ!とやってしまった方も居ますので注意して(笑) 飼育は中性の水質で問題無いですが、あまり軟水化してしまうと稚魚の数が少ないとの話も有ります。適度なミネラル分が有った方が良いのではと僕は思います。ミネラル添加剤で稚魚数が増えたとの話も有ります。水温も23~25℃程度が良いでしょう。28℃と高温にも耐えますが、水質が悪化しやすいので注意が必要です。稚魚にはブライン、親には冷凍アカムシが良いと思います。雌雄間の小競り合いが多いので水草を多めに入れておくと良いでしょう。最大で6センチ程度にまで育ちますがS水槽でも飼育可能です。基本的にベアタンクで水草を多く浮かべた環境が良いでしょう。状態良く飼育すれば綺麗な姿を見れると思います。 |