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チョコグラの愛称で知られています。現在、チョコグラはアナバス目ベロンティア科トリコガスター亜科スパエリクテュス属となっていますが、(チョコグラとセラタネンシス)、(アクロストマとバイランティ)とに分けらる可能性があり、まだまだ謎の多い魚だと思います。アナバス目の特徴として迷路状器官と呼ばれる器官で呼吸を行い、水中の酸素量が少ない状態でも生存が可能です、この器官を有することからラビリンス・フィッシュと呼ばれ、有名なのはベタなどが小甁などで売られていたりします。 チョコグラの仲間として、リネアトゥス、通称バーミーズチョコグラ(ビルマチョコグラ)として売られることがあるのは別属のパラスファエリクティス属とされていてます。それとミャンマーチョコグラ(オケラータス)として輸入されているもの(スポットが体側後方と尾柄部に入る物)もこの属とされているようです。 チョコグラには赤く発色するものと、青(青と言っても赤が出ない物)に発色するものといますが、産地による違いではないかと思います。生息地はスマトラ島東南部とマレー半島南部、マレーシア西部・東部に海を隔てて生息しているようで、ほかに同じ地域でベタ コッキーナやリコリスグーラミィなども採取されています。 飼育時の水質はpH6.5~7.2程の水質で十分飼育可能ですが硬度は低い方を好みます。繁殖させようとするなら、pH5~6程度の清浄な水が必要となり、採取地によってはpH4程度の非常に低硬度の水質の場合がありますので調子を見てpH値を決める注意が必要であり、ピートを使用した調整が欠かせないと思います。ただ水質の急変には弱く、コショウ病や穴あき病、エロモナスなどにも掛かりやすく、非常にデリケートであり、発病した場合は薬の使用もできません。以前は塩で治療する方法が有ったようですが、この方法でも完治することは稀だと思います。病気は予防するしか方法が無く、調子が悪化した時点で大半が落ちてしまうと言うことが有り、この点が長期飼育の難しいところと思われます。 水換えに付いては、水質を保つ為に、できれば長い周期が望まれますが、餌や排泄物によって汚れが溜まるので、水槽の様子を見て判断することが必要だと思い、試薬などでpHなども調べていく方が確実だと思います。やはり水道水をカルキを抜いただけの水では無く、種水水槽で数日回した水が良いようです。この種水水槽にピートをネット等に入れて沈めておくのが楽かもしれません。 環境として、水槽には魚が見えない程に水草を入れるのが理想的です。非常に臆病な面があるので水槽の側面に新聞紙や黒い紙などで覆うとストレスも緩和されるようです。照明は暗めで水草が生長できる程度であれば十分です。他にも流木や植木鉢を割った物なども有効です。スポンジフィルターなどのろ過を小型水槽にセットしレイアウトすれば環境は整いますが、大きい水槽が良いに越したことはありません。チョコグラも稀に水槽の外にジャンプすることがありますので注意が必要です。 チョコグラはマウスブルーディングと言う方法で産卵します。これは卵を口の中で育てる方法で、バブルネストと言われるのは水面や流木などの下に泡を作り、そこに卵を産み付ける方法です。産卵行動はペアでくるくるとお互いの尾を追うように回りだし、産卵し、水底に落ちた卵をメス(現在はオスと言う説が有効)が咥えるようです。チョコグラはメスが卵を咥えると言いますが他のアナバスと違ってこれは特異であり、アナバス目のマウスブルーディングは通常はオスが卵を咥えるようです。他にはメスが咥える種類があるかもしれませんが、聞いたことはありません。やはりチョコもマウス系ベタ等と同じようにオスが咥えるのが正解だと思いますが、なにぶん情報も少なく早期の詳細が待たれます。 産卵し卵を咥えた後、憶測ですが二~三週間程で稚魚になると思われ、その後に吐き出すようです。マウス系ベタのように場合によっては孵化した後の稚魚の状態で吐き出させて親と分けて飼育出来れば良いですが、なかなか吐き出す直前まで行くことが困難で有り、大抵は三日から数日のうちに食卵することが多いです。もし咥えた場合、チョコを単独で飼育させている場合は自然に吐き出すまで待ちます。混泳水槽は避けて飼育するのが繁殖させる上で重要でしょう。うまく咥えている期間がすぎ、稚魚が吐き出されても食べられることが多いようです。稚魚は比較的に大きくてすぐにブラインを与えることが出来ますが、インフゾリヤも必要になると思います。これは親水槽の水草を入れておけば微生物が湧いているので大丈夫だと思います。稚魚は成長が遅く、親以上にデリケートなので、注意が必要です。 繁殖については、これが有効と言う方法が見つかっていないようで、どうすれば繁殖できるのか確実な方法もわかりません。現状では運まかせで狙うしかないと思いますが、最低限の水質維持、管理をしなければすぐに☆になってしまうほど難しい魚と思います。聞くところによると満月の日に産卵した等の情報も有るようです。 雌雄の判別はかなり成長しないとはっきりと区別することが難しく、3センチ以上にならないとわからないと思います。メスと思われる方は背びれの後ろがギザギザになり、尾びれがライアー状に伸びます。オスと思われる方は背びれの後ろが丸くなり、尾びれも小さく、比較して見るとメスの方が丸いように感じます。どちらかと言えばバイランティのような感じかもしれません。しかし未だにはっきりと雌雄を判別するのは難しいと思います。どちらが雄で雌かもはっきりと判っていませんので、オスと思っていたのがメスだったり、またこの逆もあるようで、謎の多い部分でもあります。もし雌雄判別が確実に出来たとしても、色に付いて雌雄判別することも若いうちは難しいと思います。 他の魚と混泳させる場合は性格が穏やかな種類が望まれ、リコリスグーラミィなどは適しているよです。ただしチョコグラ同士でもテリトリーを持つので、小競り合いがある為にそれぞれが身を隠せるようにレイアウトするようにした方がストレスも軽減されるでしょう。ストレスを与えると病気なることがあるので注意が必要となります。以前にも書きましたが、繁殖を目指すのであれば単独飼育が望ましいでしょう。 餌はイトメやアカムシなどの生き餌を好むようですが、太りやすい体質のようなので与えすぎに注意し、人工飼料にも比較的楽に餌付くようなので購入直後から人工飼料を少なめに与える方が、水質を悪くすることも少ないと思います。ただし少数のチョコグラだけだと強い固体だけが食べてしまい、他のチョコグラまで餌が回らないようなことも考えられます。またある程度の匹数のほうがテリトリー争いや喧嘩も大きくならないようですし、餌も少し大目に与えれば満遍なく与えることができると思います。 ![]() 卵を咥えたオスと思われる個体 |