アウストロレビアス アレキサンドリ

Austrolebias alexandri


Austrolebias alexandri
Austrolebias alexandri

 アルゼンチン産の年魚で古くから知られている種です。ニグリピンニスに良く似て綺麗です。とくに頬のブルーが多く乗って良いです。どちらかと言えば、ニグリよりも難しいとされています。ロケーションタイプも数種類有り、マルチストライプ(卵研作出)、グアレグアイチュ、セイバス、サンファビアン等多くのロケーションが有ります。
 飼育については、水温も15~25℃程度までなら問題なく飼育できるでしょう。現地では氷を貼るようなところにも生息しているようなので、低温にも強いようです。ただ℃度を切るような低温になると動きも鈍くなりエサもあまり取らないかもしれません。15℃で有れば冬場の室温程度なのでヒーターも必要ないでしょう。25℃よりも低めの方が調子良い場合も有り、ニグリピニスでも当てはまると思います。似たようなアウストロレビアス系も同じ環境で大丈夫ではないでしょうか。夏場の高温だけは注意しないといけないかもしれません。
 水質は中性付近で問題無く、あまり頻繁に水換えするよりも、状態を見ながらの水換えの方が良いかもしれません。水の状態次第では足し水だけでも可能なようです。ただし少しでも魚に異常を感じたならば少量の水換えをした方が良いでしょう。あまり水に変化が有るとストレスなどでダメになる可能性も有ります。状態の良い種水と静かな環境を用意すれば産卵も難しくは無いでしょう。最大で5~6cmほどにもなり、これほど大きくなって貫禄の出てきた個体ほど人に慣れるくらい前に出てきてくれます。
 採卵はピートダイバーなので、ピートをガラスコップなどの小さい器に入れて水槽に入れておき、そこに産卵させていきます。ペアがピートに潜って卵を産んでいき、慣れたペアになるとかなりの数の卵がピートに産み付けられます。オスが器の上でホバリングして、メスを誘いますが、このときのオスの体色はとても綺麗です。産卵時はオスとメスと一緒に潜って産卵し、ピートに卵を産み付けた後はオスが先に出てきます。メスは気絶しているようで、遅れて出てきます。だいたい南米系の年魚は一ヶ月に一度の採卵で良いでしょう。難しい種類ほど採卵の期間を長くし、あまり水槽内をかき混ぜない方が良いと思います。二週間で採卵しても良いのですが順調に卵が採れた場合に、儀式も同様に二週間ピッチで行うことになり、水槽の数も必要になり大変になっていきます。卵も次の代さえ確保できれば十分で、何回も採卵しない方が後々のことを考えると良いのではないでしょうか。良く、沢山の卵が欲しいからと、頻繁にピートを交換したり、ピートの中の卵を確認しようと、水槽内に手を入れてしまうことが有りますが、なるべく触らず静かに様子を見ましょう。
 休眠期間は通常は2~3ヶ月だと思いますが、水分、保管温度により一ヶ月で発眼までいく場合もあるようです。しかしあまり急いで孵化させると、ベリースライダーが発生する場合が有ります。発眼して金の輪ができるとしばらくして黒くなっていきます。それから2~3週間ほど待ってから水没させた方が良いかもしれません。種類によって孵化のタイミングが異なりますので、色々と試して、その種類に適した保存期間を探してみると良いでしょう。全般的にアウストロレビアスの仲間は15℃程度の低い温度の水で儀式した方が上手くいくケースが多いです。夏場はペットボトルに孵化用の水を入れて冷蔵庫に冷やしておいた水使うと良い結果になると思います。

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