パロスフロメヌス フィラメントスス

Parosphromenus filamentosus (ダユ産)


Parosphromenus filamentosus
Parosphromenus filamentosus
Parosphromenus filamentosus 卵を守る♂
泡巣に産みつけられた卵。

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 リコリスの中でも古くから知られる種ですが、入荷がほとんど無く最近になってバンジャルマシン産が少数が入荷されました。ダユ産は95~6年?頃に商業的に入荷し、その以前はプライベートでしか国内に導入されていなかったようです。この個体はプライベートで入手された個体の子孫でバンジャルマシン産とどの程度の差が有るのか判りません。フィラメントススの特徴で有る尾びれの先が伸張するのは変わりが無く、色彩に違いが有るのかもしれません。色彩についてはボディに赤が入るのですが環境により変わると思います。興奮したり卵を守っているときには黒く変化してしまいます。どちらにしても入荷が稀なので維持が望まれる種類です。リコリスの中では維持も繁殖もそれほど困難ではなく普通だと思います。
 特徴はオスの尾びれがフィラメントのように細長く伸びることです。このことから名前も付けられたのでしょう。同じように尾びれの先が伸びるリンケイよりも伸びるようですが、喧嘩などで切れてしまうことが有るようです。再生するようですが時間が掛かり、また環境によっても伸び方が違うようです。
 飼育・繁殖は他のリコリス(ディスネリ系。オルナティコウダなどの小型種は除く)と同じで良いと思います。ペアなら多少は雌が追いかけられたりしますが、それほどしつこくなくて比較的温和です。ただし何も入れないよりは水草などを入れておいた方が良いでしょう。水質も弱酸性でph6.5ほどのこなれた水で良いと思います。中性の水でも問題なく産卵可能ですが、産卵しない場合には水質を換えてみるのも良いことです。水温も30℃ほどまでは大丈夫なようですが25℃程度を維持すれば良いでしょう。これより高い温度になる場合は短時間なら大丈夫だと思います。逆に低温になる場合の方が調子を崩すので気温の変わりやすい秋などは早めにヒーターを入れておいた方が良いでしょう。
産卵は一度スイッチが入れば連続して産卵します。ただし上手く孵化することが少なく、取り出してしまうとカビてしまうことが多いです。親に卵が孵化するまでは面倒をみさせて、孵化して自由遊泳するころに取り出すと良いでしょう。親任せにしてもなかなか全ての卵が孵化せずに少数の稚魚しか見られません。環境が合わないと親が食べてしまったり、孵化して泳ぎだしても食べられてしまうことが有るようです。どのリコリスでも同じことですが、産卵は上手く出来ても稚魚を確保するのが難しいです。そして稚魚が取れても育つのに非常に時間が掛かりますので継続して維持していくことがとても難しい魚だと思います。

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