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南米産の年魚です。主にシンプソニクテュスはブラジル付近で採取されます。以前は高価で数も少なかったようですが、最近はヨーロッパのブリード個体や国内のメダカショップにて維持されていて、一般の方にも手に入りやすくなってきました。このフルミナンティスにもロケが複種類が有るようで、体に青いバンドが入るタイプと出ないタイプが居るようです。バンドも5本だったり3本だったりするようです。とても綺麗で人気が有り、国内でもブリーダーによって維持されています。似たような種類でマグニフィクス、ピクトゥレイタスと言う種類が居ます。そちらはフルミよりも赤が多くなりとても綺麗です。どちらもまだ高価で数も少く、維持されている方も少ないようです。飼育自体は良いのですが、卵の保管から儀式・孵化が難しいと思います。 フルミは飼育自体はそれほど難しくありませんが、水温が高すぎたり低すぎなければ問題無く飼育できると思います。旧キノレビアスの仲間なので、28℃程度の高温までなら大丈夫なようです。逆に低温では20℃までが産卵する範囲で、それ以下の低い温度になると動きが鈍くなり産卵が止まってしまうことも出てくるようです。ノトブランキウスのようにコショウ病や白点病に掛かることも少ないようですが、注意に越したことはないでしょう。たまに潰瘍・腫瘍が出る場合が有りますが、即座に落ちることも少なく、意外と長生きしてくれます。この場合は薬などでは対処が難しいので、、諦めて早めに産卵させて次世代に期待した方が良いでしょう。なぜ潰瘍が出るのかははっきりしていません。潰瘍と並んで多いのがスライダーです。特に儀式して孵化させたときに大半がスライダーになってしまうことが有ります。このスライダーも治らないことがほとんどですし、稚魚の場合は自然に落ちていきます。正常な個体だけが残っていきますが、孵化数が少ない場合は維持が困難になることもあります。状態良く親を飼育し、多目に卵を確保していけば維持できていくと思います。しかし休眠から孵化させるまでが難しく、保管温度や湿度、儀式のタイミングを良く見ていかないと全く増えないことにもなりますので注意が必要だと思います。 体長は5センチ弱ほどになり、他の年魚同様にエサも良く食べて成長も早いです。産卵はピートに潜るタイプですので、ガラスのコップなどにピートをフワっと入れておけば産卵します。しかし高さが無い水槽だとピートに潜りにくいようなので、注意が必要です。やはり30センチ水槽があれば良いと思いますが、大きいことに越したことは無いでしょう。ピートの量はコップやワイングラスのような丸い器なら底から4センチ程度入れておけば良いと思います。あまり大量にピートを入れたり、押し込んで詰めてしまうとピート全体が硬くなったりして、潜った個体が出られなくなることもあります。またピートが多いと器の底部分の水が淀みができてしまい、取り上げたときに臭い匂いがすることも有ります。あまり臭い場合だと、メダカが嫌がって潜らないような感じにも思えます。3~4cm程度で有ればたまに潜っただけでも水が動きますので、長期間水槽内に入れておいても大丈夫かもしれません。難しいメダカの場合には、ピートを一度入れたら死ぬまで取り出さない方法も有ります。ヘタに取り出して調子を悪くするよりもほかっておいた方が上手くいく場合も有ります。一回分の採卵に望みを託すのも面白いと思います。 卵の休眠期間ですが三~四ヶ月ほどとされています。しかし水分を多くすることによってもっと早くに発眼し、一ヶ月で眼が確認出来るケースも有ります。しかし眼が確認できたからと儀式すると、スライダーが頻繁に出て正常な個体が残らない場合もあるようです。どんな種類でも同じだと思いますが、早めより遅めを選択した方が良いでしょう。種類によっては黒くなるまで待っても良いと思います。 フルミの卵の大きさはとても小さく、他の種類と比べても小さい部類になります。ピートの中では見つけにくいので拡大鏡などで観察したほうが良いと思います。孵化間近になるとノトや他のシンプソニクテュスの卵では黒っぽくなるのですが、このフルミではそれほど黒くなるまではならず、眼の金色の輪が僅かに見える程度です。ルーペで観察して体が出来ている場合は儀式しても良いでしょう。肉眼で見ただけでは孵化させるタイミングが良く判らなくなることが有ります。卵の状態を良く見て、4~5ヶ月は待った方が結果が良くなると思います。 孵化後の稚魚ですが、ブラインを食べれる大きさではないので、数日間は自然に湧いた微生物などを与える必要があります。孵化させた後はピートを取り出さずにしたほうが微生物が湧いて良いと思います。水草などを浮かべておいても良いでしょう。インフゾリアが有れば良いですが、無理して調達する必要も無く、調子の良い水槽に生えている水草を一掴み入れておけば大丈夫だと思います。数日でブラインを食べれるようになりますので、絶えずブラインが入っている程度が良いと思います。年魚は稚魚期の餌の量がその後の成長・繁殖等の早さに差が出来てくると思います。水が汚れない程度で餌を多目に与えるのは難しいことですが、そこを上手くこなせば綺麗な個体ができることでしょう。餌が少ないと確実に成長が遅くなります。成魚のエサはブラインや冷凍アカムシが良いようで、人工餌はあまり食べません。しかし良く食べるので一日に二回ほど与えた方が良いようです。ただしやりすぎは太る原因と水質悪化に繋がりますので注意した方が良いでしょう。 注意点として雌雄の大きさに注意しましょう。できればメスの方が一回り大きいと良いようです。どうしてもオスが強くなりエサを独り占めしてしまうことが多いです。メスが弱っていくことが多いので、上手く餌が行き渡るようにした方が良いと思います。卵を何度か採卵していた場合で、それぞれ孵化日が違う場合は、ペアの組み方に調整ができると思います。良い雌を維持していくのがコツかもしれません。 |