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ブラジル産のデルタ翼系シンプソニクテュスの代表格です。画像では若い個体ですが飛行機の翼のような三角形をしています。似た仲間にアンテノリ、イグネウスが居ます。シンプソニクテュスの中でも特に難しい部類で、累代繁殖を続けるには相当な経験と世話が必要になります。非常に水質の変化に敏感で、すぐに調子を崩すことが有ります。同様に腫瘍が多発し悩まされます。孵化した稚魚の大半が腫瘍になってしまったり、運良くペアが揃ったと思っても次々と腫瘍でダメになることが有ります。 休眠は3~4ヶ月程度で、漬けても全部の卵が孵化をせずに、また一週間後に水に漬けると残りの卵が孵化をします。また再処理、儀式を繰り返すと一匹ずつなどと少数ずつ孵化をします。何度も漬けたり乾燥したりを繰り返すと良いでしょう。卵は再乾燥しても消えることなく残り、再儀式が可能です。予定日が近くなれば眼もはっきりと見えるので、漬けるタイミングは判りやすいでしょう。ただしこの仲間の卵は目が出来た後で、あまり黒くはなりません。黒くなるまで待ってしまうと孵化時期が遅くなりすぎることが有ります。稚魚は初めからブライン摂取が可能です。しかしその後の育成が問題で、水質の変化で敏感であり、また餌を多く取ることからマメな水換えが必要だと思います。 画像の個体はようやく雄と判り始めた個体で、これから色も乗り始めるところですが、内臓の肥大化により撮影直後に落ちてしまいました。画像でも餌を与えた訳ではないのに、お腹が膨れているのが良く判ります。水質の変化に敏感と言うよりも、病気に掛かりやすいと言うことでしょうか。とにかく難しい種類です。またこのような難しい種類では、なるべく早めにピートをセットして、死ぬまでピートを取り上げないようにします。途中でピートの瓶を取り上げようものなら調子を崩します。水換えも手際よく行うのが良いでしょう。 |