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このリコリスは名前のように仲間の中でも最大級の大きさになり、他の種類とかなり違います。4cm以上で5cm近くになるのではないでしょうか。最近ではアラニー2と言うような名前で流通しているようですが、アラニーとは異なる為、ここではジャイアントにしておきます。 特徴はオスの尾びれが、アピストのアガシジのような模様が入りとても綺麗です。体側にも青色が散りばめられて、威嚇などでヒレを広げた様子はリコリスの中でもトップクラスの美しさです。こんなリコリスが入荷するのは嬉しいことです。なんとか繁殖させて維持していかないといけません。次は何時入荷するのかわかりませんし、次は無いかもしれません。入手できるチャンスが有れば是非導入することをオススメします。 飼育は他のリコリスと同じで良いと思います。それほど闘争する様子もなく、どちらか一方がいじめられるようなことも無いようで温和な種類のようです。水質も弱酸性でpH6.5ほどのこなれた水で良いと思いますが、中性の水でも慣れれば問題なく産卵可能のようです。水温も30℃ほどまでは大丈夫なようです。リコリス全般にも言えますが、短期間の高温には強いです。さすがに33℃以上などで長期間では厳しいと思います。問題なのは水温上昇によって水質が悪くなりやすいと言うことです。このような時は餌をいつもより少なくした方が良いでしょう。急激な環境の変化(特に急激な水温の低下)にはもろく、安定した環境が必要だと思います。スポンジフィルターや落とし込み式で十分ですが、定期的なメンテをしないと、突然の水質悪化などが発生する可能性もあります。水換えも定期的にしたほうが良いでしょうが、あまり頻繁に行う必要も無いと思います。水槽の大きさにもよりますが、2~3週間に一度で良いのではと思います。水換えもしすぎると、ストレスを与えてしまい、痩せてエサを食べなくなったり、調子を落とす場合も有るようです。あまり水槽に手を入れたりすると怯えて出てこなくなる可能性が有ります。一度怯えてしまうと人の影が横切っただけでも逃げ込むようになったりします。やはり落ち着いて安定した環境を作ることからリコリス飼育が上手くいく方法だと思います。 エサはブラインと冷凍アカムシを競って食べてるようなので、人工飼料にも餌付くかもしれませんが、メスの抱卵を促進するために栄養価の高いエサを与えたいと思います。手に入るので有れば活アカムシを与えると抱卵しやすいようです。でもやりすぎは太るようなので注意が必要かもしれません。 環境も他のリコリスと同じで、水草を多目に入れておきます。浮き草やミクロソリウム等が良いでしょう。産卵床に植木鉢を割った物やオーバーハングした部分の有る流木を水槽の底に置いて使います。最近では水草用の小型ポットが売られていますのでそれを使っても良いでしょう。あと水草が最低限育つほどの明るさが必要ですが、明るすぎると出てこなくなってしまうことが有ります。姿が見える程度の適度な明るさで良いと思います。掃除を考えれば砂は入れずにベアタンクが良いと思いますが、底にピートを少しだけ敷いても隠れ家になります。稚魚が居る場合には良いですが、ペアだけならピートも無しにして底部分の掃除がしやすい方が良いでしょう。水は透明よりピート色が付いていた方が落ち着くと思います。怯えているようならピートのエキスを入れてみても良いかもしれません。ただこちらではまったく水に手を加えなくても産卵できます。地方によっては水質も違いますので各自で調子の良い水を探ってみるのが良いでしょう。市販の枯れ葉も良いですが、時間が経つと溶けてなくなってしまいます。雰囲気作りには良いですが、長期間ならピートの方が手ごろだと思います。このピートも古くなるとゴミなどが付き腐敗する恐れが有るので、水換え時に吸い出して入れ替えします。もし腐敗していたら腹水病(マツカサ病?)になって膨れたりして病気になることが有ります。薬剤が効きにくいので、水換えをして諦めて待つしかないと思います。リコリスは病気が出たら完治はほぼ期待できないと思います。 産卵時の注意としては、スネールが卵を舐める(食べる?)ことが有るようです。残飯処理に貝類を入れているので有れば取り出した方が安全でしょう。産卵後は3日ほどで孵化しますが稚魚は他のリコリスと同様のサイズです。一週間後ほどからブラインも良く食べて大きくなることでしょう。大きな♀では50個近くの卵を産みますが、なかなか全部の卵が孵化をせず、少数の稚魚が得られる程度です。 |