シンプソニクテュス ペルペンディクラリス

Simpsonichthys perpendicularis


Simpsonichthys perpendicularis ♀
Simpsonichthys perpendicularis シンプソニクティス・ペルペンディキュラリス♂
Simpsonichthys perpendicularis ♂

 大変丈夫なシンプソニクテュスです。休眠期間は2~3か月程度。水質も中性付近、温度も15度から27度程度だと思います。名前の由来は立って泳ぐと言った意味だったと思います。とても貪欲で人が水槽の前に立つと、餌が来ないかと水面を眺めていることから来たのでは?成長も早く、半年もすれば大きくなり、成魚では4cmを超えるほどになります。
 見た目は地味で、雌にはスポットと縞模様が現れ、雄にはスポットが無く、背鰭にブルーが少し入る程度。フルミナンティスやマグニフィクスと言った綺麗さは無いですが、稚魚から色が出始めた頃に鰭が赤くなって綺麗になります。ただ大きくなるに従って地味になることが多いです。
 産卵はピートダイバーなので、水槽の底にピートを入れた器を置いておきます。複数ペアでも産卵するようですが、大きさに差が有ると小さな個体は怯えて産卵できないようです。なるべく大きさが揃った個体同士で飼育した方が良いかもしれません。
 稚魚は初めからブラインが食べられるほどの大きさで孵化し、何匹稚魚が居ても共食いもしません。しかし餌の食べ方によって大きさに差が出ます。周りよりも大きくなった個体はさらに跳び抜けて大きくなり、小さい個体が餌を取りにくくなります。この頃から分けて飼育し産卵させていくのが良いと思います。孵化させた稚魚はほとんどスライダーになることもなく、採卵した全ての卵が孵化をすることも珍しくありません。コンスタンキアエと同様にシンプソニクテュスの入門種として良い種類だと思います。
 とても丈夫なのでこれから年魚(ピートダイバー系)を始める方にお勧めしたい種類です。人気の有るニグリピンニスやフルミナンティスを飼う前に、産卵のさせ方や卵の休眠方法を勉強するには良い種類となるでしょう。飼育で気を使う部分はこれと言って無いと思います。冬季でも室内で有ればヒーターも要らず、水質もカルキを抜いただけの水でも問題無いでしょう。ただ水換えだけは定期的にした方が良いと思います。いくら丈夫と言ってもメダカには変わりなく、汚れて汚くなった水では調子を落とします。たまに見られるのが腫瘍のような出来物やワタかぶりのような症状です。通常の管理さえしていれば、ほとんど病気になることもないでしょう。あまり綺麗ではないので人気も無いせいか流通もほとんどありません。地味で人気が無いだけに誰も飼育しないと絶える可能性が大きいです。増えすぎで管理が出来ずに全滅するケースが有るのもこのような種類ではないでしょうか。そうならない為にも採卵回数を減らし、多く孵化させすぎないようにするのも大事なことだと思います。

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