アピュオレビアス ペルエンシス

Aphyolebias peruensis


Aphyolebias peruensis
Aphyolebias peruensis
Aphyolebias peruensis

 南米の年魚ピートダイバー種です。主にペルーの北東部でイキトス周辺で採取されているようです。名前のperuensisはペルーのと言う意味です。そのまま、ペルーのAphyolebiasと言う意味になるようです。歴史も古く、古い書物でも代表的な南米のメダカとしてPterolebiasと並び載っているようです。
雄は10cm近くまで大きくなります。飼育・繁殖もPterolebias等と同様で大丈夫だと思います。ただこの種類も飛ぶことが有るので注意が必要です。導入後しばらくして飛び出してしまったことが有ります。10cm近くまでなりますので45cm水槽等の大きめの水槽でフタを忘れずに飼育した方が良いと思います。導入初期の落ち着いていない時期は特に注意が必要です。
 エサは生餌を好むようですが、貪欲なので人工飼料も慣れれば食べます。しかし水質悪化を避けるために人工飼料は少なめとし、冷凍アカムシなどを残らない程度に与えるのが良いでしょう。活アカムシが手に入るなら一番良いですが、慣れてしまうと冷凍を食べなくなることも有るようです。ブラインでも大丈夫ですが、魚のサイズが大きい場合は多めに与えても残ってしまう場合が有り、食べ残しが水質悪化を招きますので注意しましょう。
 ピートダイバーなのでガラスの器にピートを底から4~5cmほど入れておきます。雄が潜れる程度のピートの厚さで良いと思います。良く潜るのでピートが器から外へ出てしまうことが有りますが、このようなときは器の中のピートが無くなるまで置いておきましょう。様子を見てピートが減り、潜り難いように見えたときに、水槽丸ごとリセットし、底にこぼれたピートまで全て回収します。この場合はピート回収前に上水を吸い出して取っておき、そこに魚を移しておくと良いです。その後、あらかじめ大きめのネットを用意しておき、その網の上で水槽をひっくり返すように水とピートを出してしまいます。空になった水槽はざっと水道水で洗い流してしまいましょう。ついでにフィルターも軽く洗ってしまいます。またセットしますが、取っておいた上水もそのまま使います。足りない分だけを新しい水で入れます。これはノソや他の大型種でも使える方法でしょう。雄が5cm、雌が3cmほどの大きさになれば産卵も始めることでしょう。休眠期間が長い(通常25℃で4ヶ月~半年近く)のがネックですが、32℃高温で保管すると2ヶ月で孵化まで行く場合も有ります。もちろんこの場合は水分を多目にした方が結果が良いようです。雄はボディの体色が地味で、ヒレの黄色と黒との縞模様が綺麗で尾も長く伸張します。上手く維持すれば長く楽しめるメダカです。ただし雄が大きくなることと、雌がテロレビアスと同様に小さい点を注意しましょう。雌が抱卵していないときに雄に苛められて落ちることも有ります。
 飼育は中性~弱酸性付近の水質で問題無く、水温も20~25℃程度で問題無いでしょう。28℃と高温が続く状態だと調子を崩すことも有るようです。これは高温に弱いわけではなく、水質が悪化しやすくなることから調子を崩しやすくなると考えた方が良いでしょう。まめに水換えが出来て、夜間に水温が下がるようであれば大半の南米種は問題ないと思います。
 卵は大きく1.5mm近く有ります。産卵数も多いですが、保管中に消えることも有り、特に産み始めの卵は白くカビて行くことが多いようです。大きく育ちますので大量に増やしても大変です。少数でじっくりと飼育するのが良いでしょう。広めの水槽でゆったり飼育すると、尾びれがライアー状に上下が長く伸びて綺麗になります。一般ルートでも入荷することが有りますので手に入りやすい種類だと思います。

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