ノトブランキウス ラコウィー

Nothobranchius rachovii


Nothobranchius rachovii

 一年生の卵目です。このラコビー(ラテン語読みだとラコウィー)は、まさに熱帯魚の宝石と呼べるほど綺麗です。しかし飼育は簡単ではありません。よく初心者向けと言われることがありますが、コンスタントに維持していくには経験と安定した環境だと思います。卵の休眠期間も長いようで、3~4ヶ月だと思いますが、その間に消えて無くなるようなことも良く有ります。
 写真の写りが悪いのですが、各ヒレのオレンジからブルーへと変化する発色はとてもすばらしく、また尾ビレのエッジはブラックと言うカラフルさです。このラコウィーにもバリエーションが有り、アルビノからブラック(MOZ99/3や9など)やエメラルドが知られています。
 成魚は動きは活発で、メスを追いかけている様子を良く目にします。産卵も立て続けに行い、うまく卵さえ孵すことが出来れば、群泳を試せると思います。もちろんそれは簡単なことでは有りません。
 産卵時はオスが背ヒレでメスを抱え込むようにして行われます。底に敷いたピートなどに卵を付けていくようですが、ベアタンクのように何も無い場所でも産み落とすことがあるようで、たまに転がっているのを目にします。この場合は未受精卵のことが多いです。
 水質や水温も難しく考えなくても良いようですが、やはりあまり古い水や汚れている場合はベルベット病(コショウ)になることがありますので注意が必要です。水温は高めに25℃を下回らない方が調子が良いでしょう。季節の変わり目などで水温が変動する場合はコショウに注意が必要です。また孵化後の稚魚もコショウに掛かることが多く、小さい稚魚のうちはコショウの発見が遅れる場合が有ります。気が付いたらコショウで落ちていくと言うパターンが有りますので孵化直後から良く個体を見ておいた方が良いでしょう。またノトに多い腫瘍のような出来物もラコウィーでは良く目にします。なるべく清潔な環境を維持するようにし、もし一匹でも出たらリセットなどした方が良いでしょう。この個体から取れた稚魚も遺伝して感染すると言う話も有ります。余り酷いようなら隔離して異常の無い個体だけで次世代を取った方が良いかもしれません。正体の良く判らない病気なのかもしれません。
 環境は他のメダカと同様に30~40cm水槽が良いと思います。投げ込み式やスポンジフィルターをセットし、水流を最低でも弱めにセットしておきます。コショウの出た場合は強めにして塩を入れると良いと思います。塩は絶えず入れておきますが、水量の1~5%程度で様子を見ながら入れておくと良いと思います。普段は水草を多めにして残飯処理にレッドラムションを入れておくと良いと思います。食べ残したエサやゴミの掃除にレッドラムションが重宝します。このスネールはメダカの卵を食べることは無いので産卵時にもそのまま入れておけます。なるべく汚れが溜まらないように清潔に保つのが長生きのコツかもしれません。大変綺麗で可愛らしいメダカです。

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