![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|
俗称はスワローキリー。ベネズエラに生息する年魚です。飼育は難しく、とても臆病で注意が必要となります。振動や音のショックにも注意した方が良いようです。良い環境なら飼育も上手くいくと思いますが、繁殖はとても困難だと思います。卵が採れたとしても消えることが多くあり、また稚魚が孵化をしても数日で居なくなってしまうことがあります。また、なるべく大きな水槽に水草を多めにして、状態の良い水を使って飼育しないと、コロっと落ちる場合が有るようです。またこの魚も詳細が良く判りません。入荷も稀で飼育している方も少ないようです。出回っているロケとしては Isla Raton、V96/7などが有ります。どちらかと言えばIsla Ratonが黄色系、V96/7が赤系とされます。どちらも顕著に色が濃く出るわけではないようです。過去にミンボンアクアリウムから一般ルートにて出回った個体が紫色が濃く出ました。ちなみにIsla Ratonと言う名前は現地語で三角州・中州と言う意味で呼ばれているようです。 卵の休眠期間は長い場合で半年にもなるようですが、ピートの水分量と温度によって、もっと早くに3~4ヶ月程度で発眼することも有ると思います。しかし卵が多く取れた場合は期待できますが、少数の場合で卵が消えてしまうと次世代が繋がらないことになることが有ります。眼が出来ているのに消えたり、儀式して再処理した後で消えることも多いようです。 飼育は25℃程度の水温で、水質はあまり気を使わずに中性程度で有れば問題無いと思います。ただし種水水槽で安定した水を使って水代えすることをお勧めします。水質うんぬんではなく、安定した水で維持することを心掛けした方が良いでしょう。水の悪化に極度に弱い感じがし、二週間に半分から全量近く換える必要が有るかもしれません。もちろん餌の量などに左右されると思います。なかなか餌を貪欲に取る様子を見る機会が少なく、強くなった雄のみが積極的に餌を取ることが有るだけで、雌は怯えて出てこない状況が多いです。重要なのは雌の状態を良く観察し、場合によっては雄とは別に雌だけを落ち着いた環境で太らせることが必要かと思います。また、稚魚が孵ったとしても雄に偏る場合も有り、これによっても雌が貴重ではないかと思います。産卵環境はシンプソニクテュス系のように、ピートに深く潜って産卵するタイプでは無いので水槽の底にピート敷くようにします。メスが抱卵するようになると、オスがヒレをいっぱいに広げて産卵を誘うようになり、とても綺麗になります。またオス同士の闘争時の発色も目を見張るものが有ります。ペア飼育では、雌雄のサイズの差が有っても上手く産卵出来ない場合が有るように思います。なるべく雌雄のサイズが合うようにペアを揃えることも必要でしょう。状態良く飼育できれば産卵もし、上手く卵も取れて次世代も見れることでしょう。しかし二代目までは良くても、その次の世代が見られないと言うことが多いようです。やはり日本では四季が有る為、特に夏場の管理に注意が必要になります。高温により水の悪化が早くなる分だけ、水を換える必要性も有ると思います。 餌に関してはブラインや冷凍アカムシも食べます。ただしくれぐれも残して腐敗しないように注意しましょう。 通称名スワローキリーは、スワロー(つばめ)に姿が似ていることから名づけられたようです。メダカの中でも特にエレガンスになります。なんとか国内維持・繁殖をしていただきたい種類です。 |